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ナムジャイブログ

2014年03月18日

微小粒子状物質

鼻がつまって夜も眠れず、初めは花粉症に罹ったのではないかと疑ってしまったほどだそうだ。
 でも、中国で花粉症になる日本人なんていない。中国には日本のようなすさまじい花粉は飛んでいないから、日本から中国へ行くと花粉症の患者はみんな治ってしまう。花粉症になるはずがない。
 日本でも報道されていたとおり、この冬、北京を中心とした一帯は、激しいスモッグが続いていたから、彼はてっきりPM2・5(微小粒子状物質)のせいで鼻の粘膜がやられてしまったのだろうと思って病院へ行った。なにしろ、スモッグのひどい時は五十メートル先も見えなくなるうえにマスクをしていないと数時間で頭が痛くなる。毒ガスのなかで暮しているようなものだ。
 ところが不思議なことに医師は、
「毎日、牛乳を飲んでいるの?」
 と問診する。
「はい、飲みますけど……」
 鼻炎と牛乳となんの関係があるのだろうと途惑いながら彼は答えた。
「やっぱりね。やめなさい。中国の牛乳には雑菌がすごくいるんだ。それで、毎日飲んでいると体の抵抗力がなくなって炎症が起きてしまうんだよ。そんなものを飲んでいるとそのうち鼻炎ではすまなくなるよ」
 医師は自信たっぷりに断言する。
 ――そういうものなのかなあ。
 と、彼は半信半疑だったけど、試しに毎日飲んでいた牛乳をやめてみたところ、たちまち鼻炎がおさまり、体調もすこぶるよくなった。鼻炎の原因は医師の言うとおり牛乳だったのだ。なんでも中国の牛乳は、日本製の牛乳と比べて三十倍もの雑菌が入っているのだとか。怖い。牛乳を飲んで体の抵抗力を奪われてしまうなんて、誰も予想だにしないだろう。牛乳は健康のために飲むものなのだから。
 それにしても、雑菌だらけの牛乳も牛乳だけど、ひどい鼻炎の原因を牛乳だと見抜く医師もすごいなと彼の話を聞きながら感じ入ってしまった。やはり中国はなかなか奥の深い国だ。



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Posted by likid at 17:34│Comments(0)国际新闻
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